健康食品

ドラッグストアやインターネット通販で、さまざまな健康食品を目にしますよね。
世の中にはいったいどれくらいの健康食品が存在するのでしょう?

その中でも、血糖値や血圧の安定、血液循環改善に実感しやすいと言われている健康食品の成分が存在します。
それが、「イチョウ葉エキス」「ウコン」「キチン・キトサン」「プロポリス」です。

このエントリーでは、血液サラサラ健康食品に入っている4つの成分をピックアップ。
それぞれの特徴や効果・効能、注意点などをまとめてみました。

健康食品の広告を見て気になって購入する前に、その成分を入念にチェックしてみましょう。

イチョウ葉エキス

イチョウ葉

イチョウ葉エキスの特徴

イチョウ葉エキスはその名の通り、イチョウの葉から抽出されたエキスのこと。

通り沿いのイチョウ並木などで身近なイメージのあるイチョウですが、実は2億年以上も前から地球に存在し、「生きる化石」とも呼ばれる植物。

イチョウの原産地は中国で、もともと自生していたのは中国だけでしたが、日本には平安時代に持って来られて移植され、現在も身近に親しまれています。
2億年以上も生き残ってきた強い生命力で、人間の体にもさまざまな良い影響を期待できる成分なんですね。

イチョウ葉エキスは乾燥させたイチョウ葉をアルコールで抽出したものですが、乾燥させたイチョウの葉を細かく砕き、お茶の形で飲んでも効果があります。

イチョウ葉エキスの効果効能

イチョウ葉エキスに含まれるフラボノイドとギンコライド、ビロパライドという成分には、人の体に対するさまざまな作用があります。

ポリフェノールのひとつであるフラボノイドは、黄色い色素。
イチョウ葉エキスにはこのフラボノイドが30種類も含まれています。

イチョウ葉エキスに含まれるビタミンPと呼ばれるフラボノイドは、毛細血管をたくましくして、血流を良くしてくれる作用があるのです。

また、イチョウ葉エキスに含まれる「二重フラボン」という特殊なフラボノイドには血管を拡げ、血流を良くする作用が他のフラボノイドよりも強いのが特徴。

それ以外のフラボノイドにも、心臓や脳の動脈の血流を増やしたり、血管を作る材料の酸化を防いで動脈硬化を予防する働きが期待できます。
血管と血液の健康が気になっている人には欠かせない成分と言えるでしょう。

イチョウ葉エキスにしか含まれていない、植物特有の成分「フィトケミカル」のひとつとしてギンコライドが有名です。
この成分は、抗酸化作用が非常に高く、活性酸素を除去することで細胞を正常な状態に保ちます。

ギンコライドの抗酸化作用はおもに脳細胞に対して働くことがわかっており、脳の血管を健康に保ち、認知症の予防などにも効果があることがわかってきました。
また、血栓を作り出す因子の働きを抑制し、血栓予防にも効果があるのも特徴です。

ビロバライドには記憶力を回復させる働きがあると言われ、ギンコライドと合わせて脳の働きをサポートしてくれる成分。
ギンコライドとビロバライドはテルベンラクトンといわれる成分で、どちらも血管拡張と血流促進の働きを持つ成分です。

イチョウ葉エキスの注意点

イチョウ葉エキスの副作用としてあげられるのが、頭痛や胃もたれ。
発生頻度はそれほど高くないため、これらの症状がはっきりと感じられる人以外は安心して飲むことができるでしょう。

ワルファリンなど、血栓予防のために薬を飲んでいる方は、医師に相談してから。
イチョウ葉の血流改善効果と薬の作用が重なると、血液が止まりにくくなり、危険な場合があります。

とくに循環器系や血液系の薬との飲み合わせには注意が必要です。

イチョウ葉エキスを摂取する場合、多くの方がサプリメントで摂取することになりますが、サプリ選びで気を付けたいのが「ギンコール酸」が含まれているかどうか。

ギンコール酸はイチョウアレルギーを起こす原因物質。
それだけでなく、濃度の高いギンコール酸を摂取し続けることで、神経毒性によるダメージを受ける可能性もあります。

サプリメントによっては「ギンコール酸除去」と書かれているものもあるため、ギンコール酸が気になる方は除去されているタイプのものを選ぶのがおすすめ。
国産のサプリはギンコール酸の濃度が高くなりすぎないよう調節されているものがほとんどですが、海外産のサプリの場合、高濃度でギンコール酸を含むものもあるため、サプリ選びには注意が必要です。

ウコン

ウコン

ウコンの特徴

ウコンは、古くから染料や香辛料として幅広く親しまれてきた、ショウガ科の植物。
ウコンという名前は同じでもたくさんの種類があるのが特徴で、現在では世界に50種類ほどのウコンがあります。

日本でもっとも親しまれているウコンは「秋ウコン」と呼ばれるウコン。
カレー粉でおなじみのあの色で、カレー粉だけでなくタクワンの染料としても使われたり、着物を染めるのにもつかわれています。

この黄色い色素、クルクミンが血管の健康や肝機能の強化に良い影響を与えてくれるのがウコンの特徴。
二日酔いにはウコン、と言われるのは、このクルクミンのパワーによるものなんですね。

日本で親しまれているウコンには他にも、キョウオウという生薬でおなじみの春ウコンや、紫色でアントシアニンたっぷりの紫ウコン、滋養強壮にいい黒ウコンがあります。

クルクミンが豊富なのは秋ウコンですが、他のウコンにもそれぞれに体に良い影響があり、健康をサポートしてくれる植物なんですね。

ウコンの効果効能

ウコンはその高い抗酸化作用でLDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防して血流を改善する働きがあります。
コレステロール値や血糖値の上昇の予防にも効果があるため、生活習慣病の予防にピッタリです。

胃の働きをよくして、胃酸の分泌を促進するため食欲増進効果も期待できます。
カレーライスを食べると何度もおかわりできてしまうのは、この食欲増進効果の働きかもしれませんね。

クルクミンでおなじみの効果は、肝機能アップと胆汁の分泌促進。
アルコールの分解や脂肪の消化をサポートしてくれるため、お酒の席や脂っこいものの食べ過ぎにはウコンが効くと言われます。

抗炎症作用や抗菌効果で免疫力を高めたり、脳機能を活性化する働きなど、生活習慣病以外でも健康維持や脳機能の維持に効果的なのがウコンの特徴。

加齢による不安な症状の予防にも力を発揮してくれることでしょう。

ウコンの注意点

ウコンはミネラルを豊富に含む植物。不足しがちな鉄分も豊富に含まれているのが特徴です。
健康な人が適度にウコンを摂取する分には、日頃不足しがちなミネラルの補給にピッタリなのですが、病気をお持ちの方は、このミネラルに注意が必要。

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)や、C型肝炎の人は、鉄分の代謝機能が上手く働いていません。
鉄分は体に欠かせない物質ですが、代謝が上手くいかないことで鉄分が体内に蓄積してしまうと、DNAの突然変異が発生しやすい状態になり、肝炎が肝がんなどに進行してしまう原因となってしまいます。

肝機能を高めてくれるとおなじみのウコンですが、肝炎などの病気になってしまっている人の場合、逆効果に働いてしまうので気を付けてください。
ウコンの摂取による肝機能障害での死亡例もあるため、肝機能に問題がある場合は摂取しないようにしてくださいね。

また、クルクミンには血液サラサラ効果やや血圧を下げる働きがあるため、ワルファリンや降圧剤などの薬を服用中の人も摂取に注意が必要。
血液サラサラにいいからとウコンを摂取する前に、かかりつけの医師に必ず相談するようにしてください。

その他にも、ウコンには子宮を収縮させる働きがあるため、妊娠中の女性の摂取は避けるのがおすすめ。
母乳の中に成分が出てしまうため、授乳中の摂取も控えた方が良いでしょう。

胃酸過多や胆道閉鎖症の人の場合、クルクミンが豊富な秋ウコンは禁忌とされていますので、絶対に摂取しないようにしてください。

キチン・キトサン

かにの甲羅

キチン・キトサンの特徴

キチン・キトサンはエビの殻やカニの甲羅に含まれる食物繊維の一種。
生成されるときにはキチンだけですが、化学処理を行うことでキトサンになり、キチンとキトサンが同時に存在する状態になります。
サプリメントなどの形で販売される際にはキチンとキトサンが混ざり合った状態になるため、キチン・キトサンとセットにして呼ばれています。

サプリメントやトクホの食品に含まれた形で摂取することが多いキチン・キトサンですが、人間が摂取する以外にも家畜や漁業のエサとして使われたり、縫合用の糸や人工皮膚として活用されるなど、幅広い用途で使われる成分です。

キチン・キトサンの効果効能

キチン・キトサンは脂肪や胆汁酸を吸着して体の外に排出する働きがあるため、脂肪をつきにくくし、コレステロール値を下げる働きがあります。

余分なナトリウムも吸着して排出してくれるため、血圧を下げて高血圧を予防する働きもあり、中性脂肪やコレステロール、高血圧にお悩みの方にピッタリの成分なんですね。

また、汚水処理にも使われるほど抗菌力・殺菌力が高いため、免疫力アップにも効果があります。

体内の不要な物質を吸着して外へ出す働きで、体内に蓄積された重金属やダイオキシンなどの毒素を排出する働きがあるのもポイント。
強力なパワーを持つ食物繊維として、毎日の健康のために取り入れたい成分のひとつです。

キチン・キトサンの注意点

キチン・キトサンはエビやカニが原料の成分なので、甲殻類アレルギーがある人は摂取を控えてください。
アレルゲンはわからないけどアレルギー体質だという人も、摂取に注意が必要です。

また、キチン・キトサンは食物繊維の一種なので、たくさん摂りすぎるとお腹がゆるくなったり、下痢をしてしまうことがあります。
逆に便秘になってしまう人もいます。
あくまでも食物繊維ととらえ、過剰摂取はしないように心がけてください。

これらの副作用を防ぐためには、キチン・キトサンを摂るときに十分に水分補給を行うこと。
水分をたっぷり摂ることで便秘を防ぎ、便の状態を整えることができます。

ほんの少しの量でもお腹をくだしてしまう人もいるため、初めて摂取するときには少しの量から、様子を見ながら増やしていくのがおすすめです。

イチョウ葉エキスやウコンと同様、ワルファリンとの飲み合わせには注意が必要。
キチン・キトサンを飲む前には医師に相談するようにしてください。

プロポリス

プロポリス

プロポリスの特徴

プロポリスは、ハチの巣の壁のすき間に塗られている物質で、樹木から集めた樹脂にハチの唾液などの体液やミツロウが混ざってできた成分のこと。
植物由来のフラボノイドが40種類以上も含まれており、非常に抗酸化作用の高い成分として健康への意識が高い人たちに注目されている成分です。

プロポリスは、ミツバチの種類や、住んでいる地域に生えている樹木の種類によって、含まれるフラボノイドの種類が異なるのが特徴。
ブラジルタイプとヨーロッパタイプの2つに大別されますが、日本で使われているプロポリスのほとんどは、栄養成分が豊富なブラジルタイプです。

プロポリスの効果効能

プロポリスの効果は、その豊富なフラボノイドの高い抗酸化作用によるもの。
悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防したり、毛細血管を強くして丈夫な血管を作ったりと、血管と血液の健康に欠かせない成分と言えるでしょう。

血糖値や血圧を正常に保ち、免疫力を高めるなど、健康にいい効果が豊富なプロポリスですが、お肌のターンオーバーを促進して美肌を保つ働きや、口臭の原因菌を殺菌して口臭を予防する働きなど、美容面でも嬉しい効果がたくさんあるのも魅力。

美と健康のためにはぜひとも摂取しておきたい成分のひとつです。

プロポリスの注意点

プロポリスを摂取するとアレルギーを起こすことがあります。
蜂に刺されたことがある人などは、場合によってはアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、注意しながら摂取を行う必要があるでしょう。

その他にも、アレルギーを起こす物質がある場合には様子を見ながら摂取するのがおすすめ。
アレルギーを起こしやすい成分として扱うと良いでしょう。

また、プロポリスの摂取により肝機能障害を起こすケースがあることもわかっています。
この肝機能障害も上記のアレルギー反応が原因であると言われているため、アレルギー反応にはくれぐれも注意するようにしてみてくださいね。

まとめ

今回は健康食品でおなじみの成分について詳しくご紹介してきました。

健康に良い働きがあるのは確かな成分ばかりですが、副作用などの注意点も意外と多いことにお気づきになられたのではないでしょうか。

毒と薬は紙一重、と言いますが、健康に対してはっきりとした実感がある成分ほど、摂りすぎることで健康を害する可能性も高くなるのは確かです。

健康のためにあれやこれやと始めてみるのもいいことではありますが、何事もほどほどに、体の調子を崩さないよう、適度に取り入れていけると良いですね。

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