ミネラル

ビタミンと同じく、人間の体に欠かせない成分がミネラル。
人間の体に不可欠な元素のことで、無機物という呼ばれ方もします。
糖質、脂質、たんぱく質とビタミンに並ぶ、5大栄養素のひとつ。

とくに血液を増やし血圧を安定させる役割を果たすことから、ミネラルは注目に値する成分なのです。

そんなミネラル、体内で作ることができないことをあなたはご存知でしょうか?
毎日の食事から積極的に摂取する必要があるのです。

この記事では、血液サラサラに関わりの深いミネラルを7つ取り上げ、その健康効果についてまとめてみました。
主要ミネラルを多く含む食べ物についても記載しています。

この読めば、ミネラルがより身近に感じられて、ふだんの生活で意識的に摂取できるようになるでしょう。

マグネシウム

マグネシウム

マグネシウムを摂るとどんないいことがある?

マグネシウムの主な働きは、酵素の働きを助けてくれること。
さまざまな酵素の働きを助け、エネルギーやたんぱく質を作り出したり、血圧や血糖値を調整したり、筋肉の収縮に関わるなど、幅広い体の働きや動きの面で必要になるミネラルです。

炭水化物をエネルギーに変える働きをするビタミンB1を体の中に保つ働きもあり、ビタミンB1と一緒に摂ると効果的。
インスリンの分泌を促し、血圧や血糖値を調整する働きがあるため、血管と血液の健康や、高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病予防にも欠かせないミネラルと言えるでしょう。

マグネシウムは、約6割が骨に、残りの4割が内臓に、そしてごく一部が血液と細胞の中に含まれています。
カルシウムは足りなくなると骨から取り出して使われますが、マグネシウムは骨から取り出すことが難しいミネラルなので、食べ物やサプリメントで十分に補うことが大切です。

マグネシウムはアルコール摂取で排出されてしまうため、お酒を飲むときには特に注意が必要です。
ビタミンB1を体内に保持する働きがあるため、マグネシウムが不足すると、同時にビタミンB1も不足してしまいがち。
疲労回復のためにも欠かせないミネラルなんですね。

マグネシウムを多く含む食材

ひじき大豆、コンブ、ココア、ピーナッツ、青のり、アーモンド、ぬか漬けなど。

カリウム

カリウム

カリウムを摂るとどんないいことがある?

カリウムが血管と血液の健康にいいのは、塩分で摂取しすぎたナトリウムを体外に排出し、血圧を下げてくれる働きがあるから。
日頃から血圧が気になっている方にはぜひしっかり摂ってほしいミネラルです。

カリウムがナトリウムを体外に排出できるのは、カリウムが細胞の中で水分調節を行っているから。
体がむくみがちという人は、カリウムを十分に摂ることでむくみ予防や改善効果が期待できますよ。

カリウムはマグネシウムと同様に生活習慣病予防に効果があるだけでなく、心臓の筋肉を動かすことにも大きく関わる、重大な役割を持つミネラル。
脳に酸素を運ぶ働きもあるため、頭の働きを良くしたいという人にも欠かせません。

ただし、腎臓の病気などで腎機能が低下している人は注意が必要。
カリウムは腎臓に負担をかけるため、腎機能を失い、人工透析を行っている人などはカリウムの摂取に制限がかけられているんですね。
持病がある人は自覚があるので問題ありませんが、それ以外で腎機能が低下ぎみの人は、カリウムの摂りすぎに気を付ける必要があります。

カリウムを多く含む食材

タマネギ、里いも、キャベツ、山いも、トマト、じゃがいも、白菜、ほうれん草、さつまいも、あしたば、ひじき、リンゴ、バナナ、アボカド、メロン、さわら、たい など。

カルシウム

カルシウム

カルシウムを摂るとどんないいことがある?

カルシウムと言えば骨やイライラ予防、というイメージがありますが、カルシウムは実は高血圧とも深いかかわりがあるミネラル。

体内にあるカルシウムのほとんどは骨にあり、約1パーセントほどが筋肉や神経、血液の中に存在しています。
この1パーセントのカルシウムを機能カルシウムと言います。
機能カルシウムが足りなくなると骨の中にあるカルシウムを血液の中に取り出し、機能カルシウムとして使おうとします。

そのカルシウムが血管の細胞に貯め込まれて動脈硬化の原因になったり、筋肉に貯め込まれて血管を圧迫し、高血圧の原因になったりしてしまうんです。
元気な血管と血液のためには、機能カルシウムが不足しないようにしっかりと食事で補う必要があるんですね。

その他には、良く知られているイライラ予防効果や、骨粗しょう症の予防に加え、大腸がんのリスクを減らしてくれる働きもあります。
西洋式の食事が多くなり、大腸がんが増えてきている現代人は不足に気を付けたいミネラルです。

カルシウムを多く含む食材

しじみ、チーズ、わかめ、コンブ、大豆、小魚、寒天、ごま、牛乳、ひじき など。

亜鉛

亜鉛

亜鉛を摂るとどんないいことがある?

亜鉛は炭水化物やたんぱく質などの代謝に関わっているミネラル。
マグネシウムと同じく、多くの酵素の働きを助け、代謝や合成など、人間の体に欠かせない活動に不可欠な成分です。

血液サラサラに影響する効果としては、動脈硬化の予防効果が挙げられます。
亜鉛にもインスリンの働きを安定させる効果があるため、血糖値を下げたい人にも欠かせないミネラルです。
血糖値を抑えることで中性脂肪の増加も予防できるため、脂肪肝など肝臓疾患の予防にもつながります。

脳の機能を活性化することで味覚や嗅覚を正常に保つ働きもあるため、亜鉛が足りなくなると味覚障害などのトラブルが発生する原因にもなります。

亜鉛は性機能を正常に保つためにも必要なミネラル。
いつまでも若々しい精力を保ちたい男性はもちろん、月経障害や不妊などにお悩みの女性にも、しっかり摂ってもらいたい成分です。

亜鉛を多く含む食材

ほたて、かき、アーモンド、カシューナッツ、レバー、肉類など。

鉄

鉄を摂るとどんないいことがある?

鉄分は、血液の中で赤血球の色素「ヘモグロビン」を作り出し、血液に酸素を乗せて運ぶサポートをしてくれるミネラル。
ヘモグロビンが少ないと貧血になりやすく、血行も悪くなるため冷え性などの原因にもなってしまいます。

貧血と血液サラサラにどんな関係があるのか、不思議に感じた方もいるかもしれませんが、実は、血液はサラサラすぎてもドロドロすぎても良くないんです。
貧血の人は血液の濃度が薄いため、血液はとってもサラサラですが、それは本来、血液中に必要な成分が十分に足りていないという証拠。

サラサラの血液で、なおかつ健康的な状態を保つためには、貧血を予防する鉄分が欠かせないと言えるでしょう。

鉄を多く含む食材

青のり、ほうれん草、バジル、小松菜、あさり、緑茶、抹茶、モロヘイヤ、きくらげ、ひじき、レバーなど。

セレニウム(セレン)

セレニウム

セレニウムを摂るとどんないいことがある?

セレンの最大の特徴は、活性酸素を除去する抗酸化作用が高いこと。
LDLコレステロールの酸化を防いで、動脈硬化を予防してくれるんですね。

血圧をコントロールするホルモンに働きかけ、血管を拡張して血流を良くするため、血圧を下げる働きや、血栓を予防するサラサラ効果も期待できます。

高い抗酸化作用でアンチエイジング効果が期待できるだけでなく、がんの発生を抑えたり、体内の重金属を排出するデトックス効果があるなど、健康をトータルにサポートしてくれるのがセレニウムの働きです。

セレンも亜鉛と同じく、性機能に働きかける効果があります。
女性の場合は月経不順や更年期症状の緩和など、ホルモンバランスの乱れによる諸症状を改善する働きがあります。
男性の場合は、男性ホルモンの分泌を促進し、生殖機能を高めたり、男性更年期の症状緩和などに効果があります。

セレニウムを多く含む食材

大麦フレーク、タマネギ、はまぐり、レバー、ほたて、わかさぎ、かき、ニンニク、かれい、ひらめ、いわしなど。

クロム

あさり

クロムを摂るとどんないいことがある?

クロムもマグネシウム、亜鉛やセレンと同じく、代謝に大きく影響しているミネラル。
クロムは脂質の代謝に関わるため、コレステロールや中性脂肪の量を減らしてくれる働きがあります。

脂質だけでなく糖質の代謝にも関連しているクロムは、不足すると代謝が落ち、血糖値が上がりやすい状態になってしまいます。
血糖値が上がると糖尿病だけでなく、肥満や動脈硬化などの生活習慣病にもつながるため、血液サラサラのためにもしっかり摂っておきたいミネラルです。

血液サラサラと血管の健康に欠かせないクロムですが、意外なところで嬉しい効果は薄毛対策。
血液がサラサラになり、血行がよくなることで頭皮の血行も良くなり、薄毛の予防や改善も期待できます。
冷えや肩こりなどの症状も和らぐため、血行不良によるトラブルにお悩みの方にもしっかり摂っていただきたい成分です。

クロムを多く含む食材

あさり、はまぐり、海藻類、きのこ類、かき、ブロッコリーなど。

まとめ

酵素の働きをサポートしてくれたり、筋肉や神経の動きや脳機能にまで関わるミネラルは、ビタミンと同様に人の体に欠かせない成分。

どのミネラルも大切なので、食事で足りていないと感じる部分はマルチミネラルのサプリなどを活用して補給するのもおすすめです。

ただしミネラルはビタミン以上に過剰摂取による体調変化が起こりやすい成分。
少しの量から始めて、体調をみながら少しずつ量を増やしていくと良いでしょう。

血液サラサラと血管の健康、そして生活習慣病の予防とそれ以外の嬉しい効果を期待しながら、積極的にミネラルを摂ってみてくださいね。

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