喫煙者イラスト

「百害あって一利なし」・・・わかっちゃいるけど、どうしてもやめられないのがタバコです。

「わかっちゃいるけど、どうしてもやめられない」と考えている時点で、まだ本当にはタバコの恐さをわかっておられないのかもしれませんね。

喫煙の習慣は血液と血管の健康に大きく害を与えます。
タバコを吸うと肺がんになりやすいことを知っている人はたくさんいますが、実は肺がんよりも血管の病気で亡くなっている人が多い事実はあまり知られていません。
「ベタベタ血液」「ボロボロ血管」を確実に進行させていくのです。

明日から禁煙しようでは遅い。毎日1本でもタバコを吸っているのであれば、今すぐきっぱりとやめていただきたい・・・そういう想いをこめて、今回の記事では喫煙が体に与える影響について詳しくご紹介しています。

喫煙習慣がどれだけ自分の体を痛めつけているのか理解していただくとともに、今すぐ禁煙の行動を起していただくきっかけとなれば幸いです。

喫煙の悪影響は肺だけではありません、血管も汚染する

たばこイラスト

喫煙と血管の関係

ニコチンが血管に及ぼす影響とは?

タバコに含まれるニコチンは依存症を高める有害物質です。
しかしニコチンは依存性以上に、血管や血液、心臓への大きな負担が健康を害する要因になっています。

1本吸うと、その中に含まれるニコチンの作用で血管が収縮。
興奮作用で脈拍も20程度上昇。心臓はそのスピードで狭くなった血管に勢いよく血液を送ります。
そうすると血液が狭い血管を通ることで血圧が上がり、体への負担が大きくなるというわけです。

喫煙によって血管が狭くなるため普段よりも血管が詰まりやすい状態に。動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの原因にもなってしまうんですね。

一酸化炭素の危険性も忘れてはいけない

ニコチンよりも影が薄いですが、一酸化炭素の作用も見逃してはいけません。

タバコの燃焼時に発生する一酸化炭素は、血液内で中性脂肪や悪玉コレステロールを増大させます。
そうすると血液中の酸素運搬は妨げられて、全身に酸素を送ろうとする心臓はさらに激しく血液を送り出そうとします。

酸素が届きにくくなった部分は血液がドロドロになり、固まって血栓ができやすい状態になるため、さらに血管が詰まりやすくなってしまうでしょう。

このように、喫煙はがんの発生よりも血液や心臓など、循環器系の疾患を引き起こしやすいのです。
血管や血液の健康が心配だという人は、今すぐに禁煙に取り組むことをおすすめします。

喫煙が原因となる「4つのC」

喫煙が原因となる病気は、4つのCという呼び名でまとめられています。

  • Cancer
  • COPD
  • CAD
  • CVD

順番に見ていきましょう。

Cancer・・・肺がん、喉頭がんなど

ひとつめのCは「Cancer」のがん。タバコの煙や成分が直接触れる、肺や咽頭、食道がんなどの原因がタバコと言われています。
現代は、2人に1人はがんになる時代です。
だからといってわざわざ自分からすすんで発生リスクを高める必要はありません。

COPD・・・慢性気管支炎、肺気腫

ふたつめのCは「COPD」。
最近よく目にするようになりましたが、日本語では「慢性閉そく性肺疾患」という名前です。
タバコに含まれる有害物質で肺に慢性的な炎症が起き、咳や痰が出て呼吸がしづらくなる病気。

タバコを吸っていないときでも、息苦しくて咳が止まらないという場合、COPDの可能性があります。

COPDそのものも息苦しくとても辛い症状ですが、肺炎球菌やインフルエンザウイルスなどが原因で呼吸器の感染症にかかった場合、命にかかわる重症になる可能性が高くなります。
呼吸器系の風邪をひいてしまった場合のリスクが非常に高くなるため、COPDを未然に防ぐことが大切です。

CAD・・・心筋梗塞、狭心症

みっつめのCは「CAD」。
日本語では「冠動脈疾患」と言います。

冠動脈疾患とは、心臓の周りにある冠動脈が細くなったり、動脈硬化を起こすことで発症する、狭心症や心筋梗塞のことを言います。

CVD・・・脳梗塞、脳出血、くも膜下出血

最後のCは「CVD」。
CVDは脳血管疾患のことです。

喫煙による高血圧や脂質異常などが原因で発症する脳血管の病気で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など、死亡率が高く、後遺症が残りやすい重篤なものが多いのが特徴です。

血液サラサラの状態にしていくために禁煙が欠かせませんが、それ以上にこれらの危険な病気を予防するためにも、喫煙の習慣は今すぐやめるべきです。

おすすめ禁煙方法ランキング

禁煙イメージ

【1位】禁煙外来

禁煙外来 保険はきく?

禁煙外来では、条件を満たせば保険適用で治療を受けることができます。
保険適用で治療を受けるための条件は、以下の4つ。

  1. 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上
  2. ニコチン依存症チェックで5点以上
  3. 禁煙治療に文書で同意している
  4. 今すぐ禁煙したい

1日1箱煙草を吸う人なら、10年間の喫煙歴があれば条件をクリアします。
ニコチン依存症チェックは問診形式のアンケートですが、日常的に喫煙習慣がある人ならほぼ5点はクリアするでしょう。

文書での同意はサインをするだけですし、禁煙外来に来る時点で今すぐたばこを卒業したいのは確かでしょうから、喫煙歴さえクリアできれば、条件はほぼクリアしていると言えそうです。

保険適用される方なら禁煙外来での治療をおすすめします。

禁煙治療 費用の目安は?

禁煙外来での治療期間の目安は8週間から12週間。
3ヶ月程度で治療が終了します。

医療機関によって金額は多少異なりますが、この間にかかる治療費は、自己負担額で13000~20000円程度と言われています。
保険が適用される方なら、この3割が支払額と考えれば良いでしょう。

1箱500円近いタバコを毎日吸い続けることを考えれば、かなり手頃な価格で禁煙に取り組むことができます。
健康にもお財布にもやさしいのは間違いありません。

【2位】禁煙電子パイポ

禁煙外来へ行くまではちょっと…という人には、たばこの代わりに吸うことでストレスを溜めずに禁煙に取り組める、禁煙電子パイポがおすすめ。

電子PAIPOは、かつて禁煙パイポを販売していたマルマンの電子タバコ版禁煙パイポ。
リキッドから水蒸気を作り、それを吸う電子タイプの禁煙パイポです。

価格は2,980円と、禁煙外来に比べると手を出しやすいのが特徴。
他の電子タバコに比べても安いため、禁煙のために始めるならマルマンの電子パイポがおすすめです。

【3位】禁煙グッズ

ニコチンパッチ

ドラッグストアなどで気軽に購入できるニコチンパッチも、まずは禁煙のために何か始めたいという人にはお試ししやすい禁煙方法のひとつ。

ニコチンパッチにはニコチネルやニコレットパッチ、シガノンCQなどがありますが、ニコチン含有量が少ないパッチへと移行しながら、最後はパッチなしで過ごせる状態を目指します。

ニコチンパッチはシールタイプで、朝起きたタイミングで腕やお腹、背中などに貼り、寝る前にはがします。
パッチで禁煙する場合、8週間で禁煙を終わらせるのが目安。
8週間経っても禁煙できない場合には、禁煙外来でしっかりと治療に取り組むことをおすすめします。

ニコチンガム

ニコチンガムは、噛んでニコチンを摂取できるタイプの禁煙補助剤。
パッチと違い、口の中に入れて噛むことで禁煙時のイライラが和らぐという人もいます。

ニコチンガムにはニコレットのガムタイプやニコチナルなどがあり、こちらもニコチンパッチと同様、薬局などで入手することができます。

ニコチンガムの場合、噛み方や1日に食べていい個数などが決まっているため、使い方に慣れるまではニコチンが体に入りすぎて体調不良になることもあります。
最初はニコチンパッチを使ってみて、どうしても口さみしいという場合に試してみるのがおすすめです。

【4位】禁煙セラピーを読む

禁煙セラピーは世界15か国で翻訳され、イギリスやオランダなどで毎年ベストセラーになっている本です。
日本では1996年に発売され、この本を読んで禁煙に成功する確率は90%と言われています。

本を読むだけで禁煙できるなんて嘘でしょ?と思われるかもしれませんが、読んでいるうちにタバコが必要なくなるという不思議な本で、今でもずっと売れ続けています。
半信半疑な方は、まずAmazonのレビューなどに目を通してみて、気になったら禁煙セラピーで禁煙に取り組んでみると良いでしょう。

【5位】禁煙SNSに参加する

人の目がないと禁煙をいつも断念してしまうという人は、禁煙SNSに参加するのもおすすめ。

禁煙したい人たちが集まっているため、一種の宣言効果を伴い、ひとり孤独に禁煙に取り組むよりも成功率が高いと言われています。

禁煙SNSはたくさんありますが、会員数が多く、アクティブな活動が長年続いているのが「禁煙の森」というSNS。
他の人たちと励まし合いながら禁煙したいという方は、試してみてもいいかもしれません。

《参照》禁煙の森

たばこ成功組が実践してきた「禁煙の知恵」

ノー・スモーキング

禁煙せざるを得ない環境に身を置く

タバコがやめられない一番の原因は、生活の中で無意識に行う習慣になってしまっていること。
朝起きたら煙草を吸う、食後にコーヒーを飲むときにタバコを吸うなど、毎日必ず行うことと喫煙がセットになってしまっているため、なかなかやめることができないという人が多いんです。

生活習慣から煙草を切り離すには、たばこに関するものを全て手放すのがもっとも手っ取り早い方法。
タバコとライター、灰皿を捨て、家の中でタバコが吸えない状態を作れば、朝起きてすぐや夜寝る前の一服を回避することができます。

ランチを食べるときには完全禁煙のお店を選んだり、喫煙コーナーがある場所の近くを通らないようにしたり、タバコに関するものに触れる機会を極力減らすのがコツです。

喫煙者特有の習慣を変える

いきなり煙草がない環境に切り替えるのは難しいという場合には、喫煙者にありがちな習慣を変えていくところから始めましょう。

ヘビースモーカーになればなるほど、何となく空き時間ができてしまうと煙草に手を伸ばしてしまいがち。
そうして本数が増えていくことでニコチンへの依存度がどんどん高くなってしまいます。

いきなり完全に断ち切れないのであれば、まずは1本でもいいから1日あたりの本数を減らすところから。
何となくで吸っているタバコの数を減らし、どうしても我慢できないというときだけ吸うようにしてみてください。

ながらタバコなどもすべてストップし、自分の体がどうしてもタバコを欲しているときだけ吸うようにすることで本数が減り、ニコチンの依存度が今以上に高くなるのを防ぐことができます。
いきなりやめられない!という人は、まずは本数を減らすのを心がけてみてくださいね。

代替行為をみつける

普段ならここでタバコを取り出してしまう、という場面で、タバコを吸う代わりにできることを用意しておくと、タバコの代わりにそれをするという新しい習慣を身につけやすくなります。

タバコがない口さみしさを和らげるのに最適なのはガムを噛んだり、フリスクなどのタブレットやキャンディを食べること。
カロリーゼロや低カロリーのタイプのものを選べば太ってしまう心配もなく、口さみしさを解消することができるでしょう。

どうしてもタバコを吸うのに近い感覚が欲しい場合には、先にご紹介した禁煙パイポなどを使うのもおすすめです。

まとめ

この記事を読んで、タバコがどれだけ体に害のあるものかを改めて痛感していただけたのではないでしょうか。
血液サラサラだけでなく、あらゆる病気の原因となる喫煙習慣は、その危険性に気付いたときからすっぱりと止めてほしいというのが本当のところです。

「タバコを吸うとリラックスできる」と感じる人はたくさんいますが、周囲の人への害ということを考えたら、自分の問題だけではないことがわかりますよね。

喫煙以外のリラックス方法もたくさんあります。
いつまでも健康な体で気持ち良く生きていくためには、タバコをやめるのはできるだけ早い方がいいでしょう。

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