海藻サラダ

海藻類と聞けば、はなんとなく「血管や血液に良さそうだな・・・」という印象をお持ちではないでしょうか。
健康に良い食品であることは明らかです。
でもわかっちゃいるけど、なかなか毎日摂取できないのが人情というもの。

今からでも遅くありません。
健康のために、「海藻生活」、はじめませんか?
この記事を読んでいただければ海藻パワーのすごさをあらためて感じていただけることができるでしょう。

血液や血圧を安定させるために毎日の食卓に取り入れていただくきっかけにしていただければ幸いです。

海藻に含まれた栄養の効果効能とは?

もずく

アルギン酸の秘密

海藻パワーを構成する代表的な健康成分は、水溶性食物繊維である「アルギン酸」。
ワカメやモズクの「ぬめり」は、このアルギン酸によるものなんですね。

食物繊維ですから、腸内の環境を安定させたりダイエットサポートにも力を発揮してくれます。
血液にとっても嬉しい効果が期待できるのは言うまでもありません。

アルギン酸にはきわめて高い血管拡張作用と血圧を下げる力があります。
また高血圧の原因であるナトリウムを吸着し「アルギン酸ナトリウム」として一緒に排泄してくれたり、「アルギン酸カリウム」は、腸内のコレステロールで構成された胆汁酸も吸い寄せて排泄を促進する効果もあります。

フコイダンの効果

フコイダンは、褐藻類に豊富に含まれてた海藻多糖類。
血液を生き生きとさせる成分がたっぷり含まれています。

アルギン酸と同じ水溶性食物繊維であり、血栓ができるのを予防し血液が固まるのを抑える作用が期待できる成分です。
免疫力をたくましくする作用から、抗がんや肝機能を高める成分としても知られています。

アラニン

アラニンはコンブ特有のアミノ酸の一種です。レバーやしじみなどにも含まれています。

血圧を下げるはたらきや、肝機能強化が見込める成分です。
二日酔いしやすい体質にも有効な力を与えてくれます。

その他の成分

海藻だけあって、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどの天然ミネラルがたっぷり。
血圧を整えるだけでなく、血液の流れもサラサラにするはたらきがあります。

食物繊維は、からだに取り入れた食べ物の胃から腸への移行がゆるやかになり、血糖値の急上昇を抑制。
糖尿病やメタボリックシンドローム、動脈硬化予防のための血糖値コントロールにも優れた食品といえるでしょう。

その他、青魚に含まれているオメガ3系脂肪酸や美容にも嬉しいクロロフィルも含まれています。
では以下に、とくに血液が元気になる海藻をピックアップして掘り下げてみましょう。

コンブ

コンブ

コンブの主な成分

コンブに含まれた機能性成分や栄養成分は以下の通り。

機能性成分

アルギン酸・・・血管拡張効果、血圧低下
フコイダン・・・血栓予防、抗がん
ヨウ素・・・コレステロール値を下げる、アンチエイジング

栄養成分・・・可食部100gあたりの分量

カリウム・・・6100mg
マグネシウム・・・510mg
β-カロテン・・・1.1mg
鉄・・・3.9mg

コンブは滋養たっぷりのアルカリ性食品で、食物繊維も豊富です。
他にもヨードがやカルシウムなどのミネラルが多く含まれていることも見逃せません。

ヨードには若くて力強い血管づくりを助けるため、毛細血管を通して栄養を届けるはたらきを担っています。

また、動脈硬化を未然に防ぐためのはたらきや高血圧対策にも有益。
コンブ特有のぬめりにはコンドロイチン成分も入っています。

食べるならこんなコンブ

コンブのパフォーマンスを最大限引き出すには、香りと色、そして厚みで選ぶようにしましょう。

香りがないものより香りがあった方が栄養があります。
色に関しては、あまりにも黒すぎるものやツヤの消えたコンブは避けるようにしてください。

緑褐色のコンブは風味豊かで、血液に良いアルギン酸やフコイダンもたっぷり入っています。
薄いものよりもしっかり厚みがあったコンブの方が良いことは言うまでもありません。

動脈硬化予防にうってつけのコンブの食べ方

コンブに含まれた、アルギン酸やアラニン、フコイダンは水溶性ですから、水に浸しておくだけで、それらの成分パワーをからだに取り入れることができます。
そういう意味では、根コンブ水がいちばんおすすめです。

コンブの機能性成分が集中しているのは根の部分。
根コンブを水にしばらく浸して飲むだけで、理想的な動脈硬化予防が可能になります。

コンブ水として飲んだあと、使用後のコンブを捨てる必要はありません。
炒め物や煮物、佃煮として再利用できるので、使い勝手の良い食材といえるでしょう。

血液と同時に髪も美しくする

「コンブを食べたらきれいな黒髪になれる」と聞いたことはありませんか?
あれは迷信でも都市伝説でもなく、根拠のあることなんです。

コンブに含まれたミネラル類は、しっかりツヤのある美しい髪を育てます。
コンドロイチンなどの成分が髪とコシとハリを与えて、毛根から強くしてくれるのです。

血液も髪もきれいにする食材とわかれば、あなたも積極的にコンブを食べたくなったのではないでしょうか。

ワカメ

ワカメ

ワカメの主な成分

ワカメに含まれた機能性成分や栄養成分は以下の通り。

機能性成分

フコイジン・・・抗がん、免疫力向上
アルギン酸・・・コレステロール値を下げる、血圧調整、肝機能向上
フコステロール・・・コレステロール値を下げる、血栓予防、血圧降下

栄養成分・・・可食部100gあたりの分量

カルシウム・・・42mg
マグネシウム・・・19mg
β-カロテン・・・0.25mg
鉄・・・0.5mg
カリウム・・・12mg

コンブ同様、「海の野菜」と呼ばれているワカメ。
古くから、「若女」「若芽」とも呼ばれており、アンチエイジング効果も認められてる食材として重宝されていました。

食物繊維、ミネラルが大量に含まれていて、育毛促進や女性の美肌にも効能があることが知られています。

ワカメを食べるとからだにとってどんな良いことがあるの?

前述のとおり、ワカメには豊富なミネラル類、そしてヨードが含まれています。
甲状腺機能障害に有効な甲状腺ホルモンを体内で作りだす原料にもなるのです。

機能性成分であるアルギン酸とフコイジンは抗がん作用が高く、血液をサラサラにする機能もあり、抗血栓にも有効であることが認められています。

ワカメやコンブを常食としている地方には、高血圧症の人が少ないという事実をあなたはご存知ですか?
健康の秘密は、海藻のぬめりを作っているこれらの成分にあるのです。

ノリ

海苔

ノリの主な成分

ノリに含まれた機能性成分や栄養成分は以下の通り。

機能性成分

EPA・・・高血圧予防、血栓防止
タウリン・・・血圧降下、疲労回復、解毒作用、コレステロール値を下げる

栄養成分・・・可食部100gあたりの分量

ビタミンB1・・・1.21mg
ビタミンB2・・・2.68mg
ビタミンC・・・160mg
たんぱく質・・・39.4g
カリウム・・・3100mg
β-カロテン・・・43mg
マグネシウム・・・340mg
カルシウム・・・280mg

ふだん何気なく食べているノリには、盛りだくさんの栄養が含まれているのがわかりますね。
海藻類のなかではもっともビタミン類が豊富な食材であり、たんぱく質は大豆に引けをとりません。

アミノ酸や他の海藻類の数倍、食物繊維はごぼうの約7倍です。
ノリの食物繊維は、ポルフィオシンとも呼ばれていて、高い抗菌力があることで知られています。

ノリを食べるとからだにとってどんな良いことがあるの?

ノリに含まれたタウリンやEPAは動脈硬化、血栓予防に効果的であり、血流を安定させる働きがあります。
また甲状腺腫、甲状腺肥大、頸部リンパ腫、むくみなどの症状にも有効な成分が含まれていて、我が国では民間療法でも利用されていました。

それだけではありません。女性にとって嬉しい美容面で絶大な効果があります。
ノリには潤沢なビタミンが含まれており、色素沈着を防ぎ新陳代謝を促すことから、しみやそばかすを抑える働きもおおいに期待できるのです。

ヘルシーで美味しく、血液にとっても美容にとっても良いことばかりのノリ。
ぜひ、今日から食卓に取り入れてみましょう。

ヒジキ

ひじき

ヒジキ成分の特徴

ヒジキは漢字で「鹿尾菜」と書きます。
他の海藻類と同じでミネラルたっぷりの食品です。
特筆すべき点は、カルシウムと鉄の配合量が他の海藻類と比較にならないといこと。

以下はノリとの比較です。

カルシウム・・・可食部100gあたりの分量

ヒジキ・・・1400mg
ノリ・・・280mg

鉄・・・可食部100gあたりの分量

ヒジキ・・・55mg
ノリ・・・11.4mg

数倍もの含有量です。圧倒的ですよね。

健康的な血液づくりを応援するヒジキの秘密とは?

他にもヒジキには健康に役立つ成分がたくさん入っています。
マグネシウムやカリウムクロムなどのミネラルには貧血や高血圧予防に効果を発揮する成分です。
インスリンの作用を向上させるクロムには糖尿病対策やコレステロール値を正常にする働きがあります。

また、ヒジキは食物繊維もたっぷり。
朝のお通じや動脈硬化予防、メタボ対策に役立つ成分です。

ヒジキの欠点

そんなヒジキにも欠点があります。
まずヒジキにはビタミンCが含まれていません。
せっかく鉄分が豊富なのにとてももったいない。

なぜなら、ビタミンCは鉄分の吸収率を向上させるはたらきがあるからです。
ヒジキを食べるなら一緒にビタミンCを多く含んだ食品と食べるとよりその栄養素をからだに取り入れることができます。

それともうひとつ。ヒジキはもどすことで、何倍にも膨張してしまうので、一度にそれほどたくさん食べることができないのが難点です。
たとえ少量でも、ヒジキを積極的に摂取することで生き生きとした血液をつくることができるでしょう。

まとめ

一見地味な海藻ですが、血液をサラサラにして血管年齢を高めるだけでなく、さまざまな健康効果や美容にも良いことがわかりましたね。

肉とは違い、摂取することでほとんどデメリットがないというのも海藻の魅力のひとつ。
単体で食べてももの足りないところがあるかもしれませんが、いろんな食材とのコラボレーションによって、美味しく食べ続けることができるでしょう。

まさに「食養生」にぴったりの海藻類。
毎日食べ続けてドロドロ血液を予防して、元気の源にしてくださいね。

以上、「今さらだけど海藻類は血液や血圧を安定させる話」でした。

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