飲み物

飲み物と血液は密接な関係があります。
毎日摂取する飲み物しだいで、血管年齢を若々しく血液をきれいに保つこともできれば、血管を老化させて血液が汚れてしまうのです。

ところで血液にとって悪い飲み物といえば、糖分の多いジュースをあなたは思い浮かべるのではないでしょうか?

たしかにジュースや缶コーヒーなどは健康のためには控えるべきです。
からだが喜ぶ飲み物、つまり、血液が喜ぶ飲み物を意識的に飲むべきでしょう。

そして、何を飲むかも大事ですがどういう飲み方をするかも血液の健康を考えるうえできわめて大切なんですね。

飲み物に対して無頓着だと、知らないあいだに血管年齢を引き上げているかもしれません。
そうならないためにもしっかり正しい知識を持っておく必要があるのです。

そこでこのエントリーでは、血管をきれにして血液循環を良くするための飲み物と飲み方についてまとめてみました。

水と血液について

水

血液をサラサラにする水の働き

汗をかいたときや、起床直後、はげしいのどの渇きを感じるをことがありますよね?
そのとき、あなたの体に何が起こっていると思いますか?

のどが渇いている状態というのは、血液がSOSを出している証拠なんです。
その時点で、血中濃度が高くなっていてドロドロの状態といっていいでしょう。

生活習慣病、とくに脳卒中や心筋梗塞の予防の基本は、適度な水分補給です。
のどが渇きを感じる感じないにかかわらず、こまめに水を飲むことで血液循環のはたらきを正常にします。

血液と尿の関係について

水分補給について言及した以上、排泄、つまり尿についてもお話しておかなければいけません。
あなたにも経験があるかと思いますが、尿が濃い状態というのは血液にとって良い状態とはいえないのです。

体内の水分が減少しているため、排泄されるべき老廃物が尿中に含まれているわけですね。
水を飲むことで体内を潤すことで老廃物を溶かしてやる・・・そうすれば尿の濃さは改善します。

夏の暑い季節、お手洗いに行く回数は減りますよね。
それは発汗量が多いため、すぐに体内の水分が不足して、結果的に尿が濃くなります。
夏場はこまめに水分補給しなければならないのはそのためです。

とくに腎機能が低下する高齢者は、むしろ喉が渇くまえに水を飲むくらいがちょうど良いでしょう。

ミネラルウォーターと血液の関係について

ひとくちに水といっても、カルシウムのたくさん含まれたヨーロッパ産の硬水や、アルカリイオン水、たっぷりミネラルを含んだ海洋深層水もありますよね。
血液のネバネバを解消するのに最適なのはどんな水なのでしょう。

どの水も水分補給という観点から考えればそれほど大差ありませんが、ミネラルも補給できるという意味ではミネラルウォーターがおすすめです。
なぜなら発汗と同時に、体内のミネラルも排泄されてしまうからです。

とくに日本で生産されているミネラルウォーターは日本人にもなじみ深い「軟水」です。
口当たりがよく、飲みやすいので、とくにミネラルが不足しがちな暑い季節は、こまめにミネラルウォーターを飲むことをおすすめします。

血管や血液をきれいにする水の飲むタイミング

水を飲む女性

血液をドロドロにしないためには、いつ水を飲むかが重要。
日中もこまめな水分補給は大切ですが、とくに血栓を防ぎ、動脈硬化や高血圧を予防するなら就寝前と起床後に水を飲むことが大切です。

就寝前に水を飲んだ方が良い理由

あなたが寝ているあいだも、からだは生体として活動をしているため、就寝中もからだの水分は失われています。
朝、目覚めたときにはげしいのどを渇きを覚えるのはそのためです。

血液粘度が高く、ねばねばしている状態というのは、血のめぐりが不活発ということですね。そうならないためには、寝ているあいだも水分を補給したいところですがそういうわけにもいきません。

そこで就寝前にしっかり水分補給をするわけです。
睡眠中の水分不足を緩和することができるでしょう。

「寝る前に水を飲んだら尿が近くなる」という人もおられますが、水分補給しないことで血流が滞るリスクの方がはるかに深刻であると考えてください。

就寝中の水分不足が危険な病気の誘発してしまう・ことは昔から言われていました。
眠る前に飲む水を「宝水」と呼ぶのはその名残でしょう。
眠る前に適量の水を飲んで、いつでも補給できるように枕元に水を用意しておくのもひとつの方法です。

起き抜けに水を飲んだ方が良い理由

実は脳梗塞や心筋梗塞などは起床後、2時間~4時間で発症しているケースが多いという事実をあなたはご存知でしょうか?
これは就寝中、水分が枯渇しているのにかかわらず、起床後に水分補給をしないため血液が詰まりやすくなっていることが大きな要因です。

これには血圧とも深い関係があります。
生体活動のリズムから考えると、血圧は比較的午前中が高くなり、夜になると低くなるのです。
よって、午前中は「ドロドロ血液」になりやすく、降圧剤の効き目も弱いといえます。

動脈硬化が起こりやすい午前中はとくに注意が必要です。
「魔の時間帯」といわれているその時間帯こそ、しっかり水を飲んで血液のコンディションを整えておきましょう。

スポーツドリンクによる水分補給ってどうなの?

「水分補給なら、水よりもスポーツドリンクの方が吸収性が高いのでは?」とあなたはお考えかもしれません。
とくに夏場など汗をよくかくシーズンであれば、スポーツドリンクは効率よく水分を補完することができるでしょう。

しかしスポーツドリンクの最大のデメリットである「糖分」のことを忘れてはいけません。
飲めば飲むほど血糖値を押し上げてしまうのです。

スポーツドリンクを飲んで血糖値が上がると、その抑制のためにすい臓からインスリンが分泌されて、またのどが渇いてしまいます。
ふたたびスポーツドリンクを飲むことでえんえんと同じサイクルが繰り返されるでしょう。
その結果、すい臓を酷使して、高血糖状態になる可能性が高くなります。

スポーツドリンクの吸収性が発揮できるのは、ハードな運動時においてのみです。
からだを動かすことで失ったミネラルを早急に補うためにうまく活用してください。

ジュース同様、ふだんの生活でのどを潤す飲み物としては適切ではありません。
過剰な摂取は糖尿病のリスクを高めてしまうのです。

緑茶について

緑茶

緑茶を飲むと血液にどんな良いことがある?

血管の詰まりを予防し、血液の粘稠性(ねんちゅうせい)を改善するために有効な飲み物として緑茶が有名です。
緑茶の力の源は、カテキンと呼ばれる渋み成分。
すぐれた抗酸化力を発揮するポリフェノールの一種として近年注目されています。

このポリフェノールには細菌の繁殖を抑える殺菌能力もあるため生活習慣病に対抗するための心強い味方となってくれるでしょう。
動脈硬化を予防するだけでなく、中性脂肪値やコレステロールの上昇を抑えてくれます。

また、からだに悪影響を及ぼす分解酵素等のはたらきを鎮めるので、血圧を安定させて、血糖値を下げる効果も期待できるのです。

緑茶にはβ-カロテンやビタミンCもたっぷり。昔から疲れを癒やす飲み物として日本人に愛されてきたのもなるほどうなずけます。

緑茶の効果的な飲み方

高脂血症予防にも有効な緑茶のカテキンですが、カフェインが含まれていることは忘れないでくださいね。

血管年齢を若く保ち、血液をサラサラにする効果を期待するための理想的な緑茶の1日摂取目安は500ml。
ちょうどコンビニなどで販売されているペットボトルの量です。

もし茶葉を使って飲むならこまめに茶葉をとりかえて、十分なカテキンを抽出した状態で緑茶を飲むようにしてください。
カテキン成分は熱湯に溶けやすいので、ぬるいお湯で飲むのはあまりおすすめできません。

また利尿作用が強いので、緑茶を飲むと同時に水を飲むこともおすすめします。

もし、あなたがカフェインが気になるなら、茶葉をミキサーで粉末にして料理に入れて食べてみてはいかがでしょう。
小麦粉との相性が良いため、お好み焼きやたこ焼き、パンやうどんに粉末の緑茶を混ぜることで、カテキンをまるごと摂取できます。

その他のお茶

中国茶

桑の葉茶

桑の葉茶はひときわ高い抗酸化作用と抜群の血糖上昇抑制作用が認めれています。

桑の葉エキスに含まれた「1-デオキシノジリマイシン」には、糖の分解酵素「αグルコシダーゼ」に直接はたらきかける効果があるため、食事中に桑の葉茶を飲むことで、食後の血糖値を抑制する働きが期待できるのです。

ちなみにという「αグルコシダーゼ」には阻害薬を開発されていますが、桑の葉茶を飲むと薬の力を借りることなく血糖値対策ができるということですね。

その他、メタボリックシンドローム対策や糖尿病予防、そして、血液を良好な状態にする働きもあります。

グァバ茶

グァバ茶は熱帯地域に自生する常緑樹で、日本では沖縄にグァバの茶畑があります。
グァバにはカテキン同様、ポリフェノールが含まれているので、血糖値やコレステロール値の低下、脂質代謝を正常にする働きが期待できるでしょう。

近年、肥満予防や動脈硬化の進行を止める働きのある「アディポネクチン」の数値を高める効果も認められています。
グァバ茶には副作用も認められていないため、安全な茶葉として注目されているのです。

烏龍茶・麦茶

烏龍茶や麦茶も、よく飲まれるお茶です。
烏龍茶に含有されるポリフェノールには、コレステロールを減らし、中性脂肪を抑える作用が認められています。
中華料理と一緒に飲むのはそのためですね。

いっぽう麦茶は、血小板凝集(ぎょうしゅう)をおしとどめるピラジンという物質が含まれています。

烏龍茶と麦茶に共通していえるのは、コールドよりもホットで飲む方が血液にとって良い効果をもたらすこと。
温かくしくて飲むことで、それぞれの有効成分の吸収率を高めてくれるからです。

牛乳

牛乳

なぜ牛乳を飲めば血管が強くなるのか?

牛乳は脂肪分が多いので血液がドロドロになると思われがちです。
しかし最新の調査報告では、乳脂肪とコレステロール値には相関はなく、牛乳に含まれたカルシウムは血圧を安定させるという結果が出ています。

100mlあたり110mgのカルシウムが含まれているから驚きですよね。

くわえて牛乳はたんぱく質も豊富ですから、健康なからだを維持するだけでなく、したたかな血管づくりをサポートしてくれるのです。

血液に好影響を与える牛乳の飲み方

牛乳はあたためすぎてしまうと良質なたんぱくを摂取できません。
なぜならたんぱく質は熱に弱いからです。

もしポタージュやシチューに牛乳を利用を加えるなら最後に入れるようにしましょう。
たんぱく質を損なわずクリーミーに仕上がります。

血液にとってもっとも効果的な飲み方は、そのままの牛乳を飲むことです。(目安は1日1本)。

お酒

お酒

血管や血液をきれいにするお酒の飲み方

あなたはMCFANという言葉をご存知でしょうか?
これは血液のサラサラ度を検査できる画期的な測定装置なんですね。

そのMCFAN検査によると、「まったく飲酒習慣のない人のほうが、実は血液のドロドロ度が高い」という実験結果が得られています。

いっぽう、もっとも血液のサラサラ度が高いのは、「毎日少量、たしなむ程度にお酒を飲む人」だということです。
つまりお酒を適量摂取することで、血液循環を良くして血管を若返らせるわけですね。

ではその適量とは具体的にどれくらいなのでしょうか。

アルコールの摂取量と致死率の相関を調査したデータによると「1日30ml」が目安ということです。
当然、お酒の種類によっても量は変化します。そこで以下に、各お酒の適量をまとめました。

ビール

ビールには、血液がなめらかに通過する力(赤血球変形能)を向上する働きがあります。
ビタミンBもたくさん含まれており、その一種である葉酸には、赤血球をつくったり、赤血球膜を安定させる働きが期待できます。

そして、ビールの主原料である麦芽は、大量のレシチンを含んでいて脳の毛細血管の血流促進を効果があります。
血液にとって良好なビールの1日摂取目安は、中ビン(500ml)一本程度。あなたがビール好きならちょっぴり嬉しい量ですよね。

ところで、ビールといえばおつまみは欠かせません。
血管や血液をきれいにする酒のアテとして最適なものは枝豆です。
なんといっても大豆ですから。

大豆の効果効能については「大豆製品・大豆イソフラボンが血液をサラサラにする理由とは?」で具体的に説明しています。

赤ワイン

ブドウの果皮や種子には、カテキンやアントシアニン、フラボノイド、タンニンなど、抗酸化力に優れたポリフェノールが含まれています。

とくに皮ごと発酵させる製法を採用している赤ワインは、よりたくさんのポリフェノールを抽出できるわけですね。

脂っこい肉料理を食べるときに一緒に飲むと最適といわれるのは、血液中の活性酸素の働きをおさえるからです。

血液にとって良いとされる赤ワインの摂取量は1日グラス(300ml)2杯程度。
どうしてもお酒が苦手なあなたは煮込み料理の隠し味として、赤ワインを入れることをおすすめします。

日本酒

まさにたしなむという感じにぴったりの日本酒。和食にぴったりのお酒ですよね。

日本酒は醸造酒であることから、ワイン同じように血小板が集塊化を防ぐ作用があります。
血液に良い効果をもたらす日本酒の1日摂取目安は、1合(180ml)です。

梅酒

女性にも人気の梅酒には、血流の流れをなめらかにするクエン酸がたっぷり含まれています。

血液をサラサラにする梅酒の1日摂取目安は、100mlです。
小さなグラス一杯分程度でしょうか。

疲労回復にもよく、整腸作用もあるので、少したしなむ程度なら健康酒といってもいいでしょう。

ウイスキー

ウイスキーは血液をドロドロにするイメージがあるかもしれませんが、少量程度であれば、血液の流れを促す作用があります。

1日摂取目安は、60ml程度。
といっても、シングルの水割り2杯分ですから、けっこうな量といえるでしょう。
もちろん根っからのウイスキー好きの人ならもの足りない分量かもしれませんが。

焼酎(25度)

ウイスキーと同じ蒸留酒として知られています。
実は焼酎に含まれている糖質は少量なので血液にやさしいのです。

1日摂取目安は180ml程度。
お湯割りで2杯程度の分量になります。

まとめ

いかがでしたか?
お酒をまったく飲まない人よりも、毎日少量飲んでいる人の方がサラサラ血液であるという事実に驚かれたのではないでしょうか?

お酒はもちろんのこと、ふだんあなたが飲んでおられる緑茶や麦茶、烏龍茶のなかにも血液にとって喜ばしい成分が入っていることがわかりましたね。

でも、血管と血液にとって最も大切なことは、水による水分補給です。とくに寝る前と起き抜けの水分補給は、生活習慣病予防としてぜひ今日から取り入れてみてください。

そして、日中のこまめの水分チャージも忘れないようにしましょう。
血液にとって大切なのは、「渇く前に飲む」ということです。

のどが渇いている時点で、すでに血液がサラサラではない可能性が高いわけですね。

以上、「血管や血液をきれいにする飲み物」についてまとめました。最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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